赤川次郎さんの『三毛猫ホームズの危険な火遊び』

三毛猫ホームズの危険な火遊び (光文社文庫)

三毛猫ホームズの危険な火遊び (光文社文庫)

推理本って結末が気になって、結局夜更かししてしまいますが。
三毛猫ホームズシリーズは、何時でも何処でもいくらでもいけちゃいます。なんなら、難しい本の合間にうわきしても、夜中に目が覚めて眠れないときの睡眠導入剤としても。時間まちの手持ち無沙汰を軽く埋めるときにも。
この軽さが赤川・三毛猫シリーズの真骨頂。
いえ、内容がないといっているのではありません!!
するっとストーリーに入っていけて楽しめる貴重な本です。
晴美と片山とか石津とかの掛け合いが絶妙で。ホームズが要所要所でかわいくて。しかも利発!癒しも推理も担当してなお、ひょうひょぅとした猫気質で。
302頁ですが、語り部分が多いので一気に読む事も簡単で、一冊読んだ満足感を手っ取り早く手に出来たりもしてお勧めです。