『Mother』 松雪泰子サンのモノクロの世界が広がる

「ありえない!」と心で叫びながら、目を離すことのできないモノクロの世界。


現実的で冷めた性格の奈緒(松雪泰子サン)が、虐待されている小学生の怜南(芦田愛菜チャン)と偽りの親子となって逃げる・・「母性」がテーマ。


芦田愛菜チャンがはかなげで可愛い。この歳でいっぱしの女優。大絶賛!!
それ以上に松雪泰子サンの色のない世界にとらわれて。
「母性」に目覚めて淡い温かい色に染まってほしいと思ったりなどして。


奈緒の実母役の田中裕子サンに、すでにもう滝のように泣かされています。
母だな〜と。うまいな〜と。
そして、もう一人の母(養母)の高畑淳子サンがまたいいんだ〜
広く大きな母を感じます。今後の実母や奈緒との絡みが今から気になります。


最後はきっとKYちっくで無駄に明るい(でも、いいヤツっぽい)記者役の山本耕史サンに救われる日が・・来る!!・・と信じたい。


リアルにありそうな虐待シーンの数々に胸が痛かった。あらためて「母性」について考えさせられたりなどして・・
心の傾き加減を、わかりやすく解いてみせる春イチオシのドラマです。是非ご一緒に(TωT)