『ゴールデンスランバー』 堺雅人サンが逃げるだけの映画だと思ったら大間違い!!
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そして、それを助ける昔の彼女や、大学のサークル仲間たち。
森田森吾(吉岡秀隆サン)の「人間の最大の強みは、習慣と信頼だよ」という言葉が最後まで生きている。
序盤から多くの伏線がはられていて、魅力的な仲間たちとともに一つ一つ丁寧に描かれている。
「逃亡劇」でありながらハートフルで「人」というものに感動する素晴らしい作品。
最初はね、何これ・・陳腐な。ありえんし〜って思った。
で、それからはとにかく逃げる、逃げる。
『THE LAST MESSAGE 海猿』のごとき緊張感の連続で、疲れる映画?って身構えたり。
でも、話が過去とリンクして無理なく繋がっていくあたり感動の連続で。
過去の出来事からヒントを得た結末に胸が熱くなったり。
登場人物が本当に一人ひとり魅力的で、キチンと自分の仕事をしている。
宅配会社の先輩(渋川清彦・KEEサン)、色々良かった。笑顔がめっちゃ可愛いし。ロックだし(笑)
キャパクラ嬢との浮気をばらされて喜ぶシーンにじぃんときた。
キルオも良かった。濱田岳クンの可愛い一面が見れて楽しかった。
花火師・ロッキー(ベンガルサン)もいい男っぷりだったなぁぁ。
生きてきた人生を感じさせる男の背中、いいねぇぇ。
極めつけは、とーちゃん(伊東四郎サン)。
信じたいとか信じるとかではなく「俺はあいつをよく知っている。」
知っているから(わかるんだ)、あいつは犯人じゃない。素敵な理論です。泣きましたTωT)
元恋人・晴子(竹内結子チャン)は、それはそれは可愛かった♡
そして、強かった。優しかった。
「俺は犯人じゃない」という青柳(堺雅人サン)の残したメモに、「だと思った」と書き加えた晴子に泣いたTωT)
「青柳死亡」報道の後、デパートのエレベーターの中。
「開」のボタンを親指で押す青年。あわてて人差し指に変える青年。
驚きと喜びでそれを見つめる晴子。←その晴子の顔を、何度も何度もリピートして泣くワタシ
手の甲に押された「たいへんよくできました」のハンコに号泣TωT)
もちろん映画冒頭に戻って検証。あぁ、そうだったんだ。この伏線。すごい。ブラボー!
見た後すぐにもう一度見たいと思う映画は久々。
様々に泣けたシーンがどんな言葉でつづられているのか、原作も読みたくてしかたない。
- 作者: 伊坂幸太郎
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